JMCA(一般社団法人 全国二輪車用品連合会)はこちらから。

Wirus Winインスタグラムページはこちらから。

Wirus Winフェイスブックページはこちらから。

Wirus Winツイッターページはこちらから。

WirusWin Race Report:ウイルズウィンのレース活動の様子を写真を交えたレポートでご紹介。

こちらのコーナーではモト・チャンプ杯ミニバイクレースのFP4クラスに、シグナスXおよびアドレスV125で参戦し、上位を目指し活動していく流れを報告していきます。
また、鈴鹿ミニモト、鈴鹿ツインサーキット、モト・チャンプ杯ミニバイクで開催されている、エイプ100、XR100モタードで競うSTクラスにも、エイプ100にオリジナルマフラーを開発、装着して参戦。
今後、このレポートをきっかけにレースに興味を持って頂き、参戦してくれる仲間が増えてミニバイクレースが盛り上がればと願います。

一人では心細い方、まったく分からない方、ウイルズウィンが協力させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

No.038:2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース!

2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース01 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース02 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース03 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース04
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース05 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース06 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース07 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース08
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース09 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース10 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース11 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース12
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース13 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース14 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース15 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース16
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース17 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース18 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース19 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース20
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース21 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース22 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース23 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース24
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース25 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース26 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース27 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース28
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース29 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース30 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース31 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース32
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース33 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース34 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース35 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース36
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース37 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース38 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース39 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース40
2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース41 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース42 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース43 2010 “NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース44

9月11日(土)、2010年最大イベント“NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレースが鈴鹿サーキット国際レーシングコースにて開催されました。

今年のウイルズウィンチームは、昨年と同様に3台体制での参戦です。

Aチームゼッケン11号車は2009年と同じく、ポンジ選手(野澤氏の旧友)、カイザー選手(ミニバイクの皇帝)、WirusWin社長の野澤氏の3名。車両はXR100 モタードからエイプ100タイプDにチェンジ。
Bチームゼッケン22号車も2009年と同じく、イケメンライダー長谷部選手、兵頭選手、赤沢選手(ミニバイクのトップライダー)の3名。車両はエイプ100。
Cチームゼッケン33号車はメンバー変更をし、昨年から引き続いてのWirusWin従業員ツヨシ選手と、新メンバーのとりおギャラクシー選手、ちび太選手を加えての3名。車両はXR100 モタード。以上の3チームです。

決勝グリッドを決めるメインの公式予選はAチームがカイザー選手、Bチームがイケメンライダー長谷部選手、Cチームがとりおギャラクシー選手のそれぞれが各チームのエースライダーとして出走しました。
全チーム昨年とは打って変わって好調で、特にBチームのイケメンライダー長谷部選手はなんと!従来コースレコードにあとわずかと迫る 3'17.570 という脅威のラップタイムを記録しましたが、他チームに惜しくもコースレコード更新タイムを記録され2位という結果でした。
Aチームのカイザー選手はフロント周りのチャタリング(振動)に悩まされ、その影響からスムーズな加速が出来ずエンジンの伸びがイマイチな中、さすがのライダー能力で 3'21.023 という好タイムを記録し、不本意ながらも昨年の34位からジャンプアップの11位という結果でした。
Cチームのとりおギャラクシー選手は慣れないバイクにも関わらず現役ミニバイクライダーの実力を発揮し、カイザーのタイムに肉薄する 3'21.107 という好タイムを叩き出し、Aチームに続いての12位という結果でした。
Bチームは事前練習からの好調ぶりを持続させ、充分に優勝を狙える状態。Aチームはフロント周りのチャタリングの問題を、決勝までの第2・3・4ライダーの公式予選時にパーツ交換で解決できるかがカギ。Cチームは昨年大化けしたツヨシが、今年も化けるか否かに掛かっています。

第2・3・4ライダーの公式予選はBチームの兵頭選手が 3'22.018 で1位、Aチームの63kg・173cmで重量級・長身のポンジ選手が 3'22.207 で2位と見事にワンツー!Cチームのちび太選手が 3'24.998 12位でした。
Bチームは特に問題もなく順調そのもの。ライダー3人とも速さや上手さに長けていて、かなり高バランスなチームでトラブルがなければ優勝確実かも?!という勢い。
Aチームのフロント周りのチャタリングはフロントホイールとタイヤを予備に交換したところ、ピタッと症状が治まりここにきてグッとタイムを伸ばして優勝も狙える状態に。
Cチームはツヨシ選手の調子がイマイチかも?!なんとかA、Bチームに食らいついて好結果を残したいところです。

いよいよ決勝です。
Aチームのスタートライダーはカイザー選手です。11位から昨年同様のマル秘スタートダッシュ作戦でホールショットも狙えるか?!見物です。
Bチームのスタートライダーは昨年同様ベテランで混戦でもポジション取りが巧みな赤沢選手です。トップ集団から抜け出して独走する事が出来るか?!期待が高まります。
Cチームのスタートライダーはとりおギャラクシー選手です。現役ミニバイクライダーなので序盤の激しい混戦の中の肉弾戦にもひるまず、どれだけトップ集団でポジションキープできるか期待です。

全チーム順調にスタートを切り、第1ライダー走行時間中各チーム入れ替わりトップを走行するなど絶好調!
しかしやはり20台ほどの集団から抜け出す事は困難で、タイムも足の引っ張り合いでイマイチ伸びない模様。このまま集団走行だとラチがあかないという事で、多くのチームが規定時間いっぱいを走るだろうと予想し、あえて周りとライダー交代のタイミングをずらして全チームに早めのピットインを指示。
Aチームはカイザー選手からWirusWin社長の野澤氏へ、Bチームは赤沢選手からイケメンライダー長谷部選手へ、Cチームはとりおギャラクシー選手からちび太選手へそれぞれ交代。
ピットイン時間3分制限も少し余裕を見てピットアウト。その後他のチームも続々とライダー交代を済ませて全チーム同条件になったところ、見事にタイミングをずらせた事が功を奏しトップ集団の台数がグッと減って走りやすい状況に。
やみくもに無理をして順位変動を起こしてかき回し、全体のペースを落とす【無駄な足の引っ張り合い】が無くなったので、スリップストリームを駆使してどんどんタイムを上げていき、ついにはAチームのWirusWin社長の野澤氏がコースレコードを更新する 3'16.518 という脅威のタイムラップを記録!同じく合体して走行していたBチームのイケメンライダー長谷部選手も 3'16.730 というとんでもないタイムを記録しながらトップ集団を快走。
Cチームはライダー交代時の少しのズレで後れを取ってしまいながらも、10位以内をキープして虎視眈々と上位進出を伺います。
全チームそれぞれ好タイムを連発しながらも無理なく走行を続け、何もかも順調だと思われていたのですが・・・。

サーキットの実況中継を聞いていると、Aチームの第2ライダーであるWirusWin社長の野澤氏がコースで走っているはずなのに、なぜか第3ライダーのポンジ選手の名前が連呼されています。
おかしいなぁ???と思っていたら、なんとライダーを識別する腕章の色を間違っている事に気がつきました。本来第2ライダーは黄色、第3ライダーは青の腕章を付けなければいけないところ、逆に付けてしまっていたという事でした。

その後第3ライダーへの交代も周りとライダー交代のタイミングをずらして早めのピットインをし、AチームはWirusWin社長の野澤氏からポンジ選手へ、Bチームはイケメンライダー長谷部選手から兵頭選手へ、Cチームはちび太選手からツヨシ選手へそれぞれ交代。
レースが落ち着くとトップ集団は更に減り、Aチーム、Bチームと他1チームの3台に。ここにきてAチームのバイクが異様に速くなってきており、重量級・長身のポンジ選手を軽量でテクニックも勝る兵頭選手がなかなか抜きあぐねるほどに。
他1チームのバイクは速さに劣るものの、ライダーが経験豊富なベテランだったので無理な追い抜きをしてきたりせず、とにかくペースを保ってトップグループをキープし、走行中なので会話は出来ずとも最終ライダーに繋いで後を託す方針でライダー3人共に考えが一致したようで、3分20秒を切る好ペースで淡々と周回を重ねて他1チームより一足早くピットインすることに。

Cチームはトップからは完全に遅れてしまったものの、ツヨシ選手もそこそこのペースで淡々と走りきり、充分10位以内でのシングル順位フィニッシュが狙えるポジションです。

最終第4ライダーへの交代はAチームはポンジ選手から再びWirusWin社長の野澤氏へ、Bチームは兵頭選手から再びイケメンライダー長谷部選手へ、Cチームはツヨシ選手から再びとりおギャラクシー選手へそれぞれ交代。

Aチームのポンジ選手がライダー交代を終えてピットに入ったところ、おもむろにレースオフィシャルから声を掛けられ、「あなたの名前は?」と聞かれ腕章間違いの事実確認をされました。
チームとしても間違いの事実は把握していましたので素直に間違いを申告し、レース運営側の判断を仰ぐ(ペナルティを課されるか否かなど)事になりました。
ほどなくして先程のオフィシャルが再度ピットに訪れ、現在走行しているWirusWin社長の野澤氏を今すぐピットインさせ、ポンジ選手の腕章と交換せよとの事でした。
一度ピットインすると3分間ピット区域内にとどまらなければいけない規則ですので、自動的にAチームはトップ争いから脱落し周回遅れになってしまう事になりました。

最終第4ライダーに交代してからトップ集団は完全にWirusWin RACINGのAチーム、Bチームの2台だけになり、このままいけば前人未踏のワンツーフィニッシュも夢ではなかっただけに、つまらないミスでふいにしてしまった事は非常に悔やまれました。

その後Aチームには腕章を間違えたままで第2・3ライダーの走行を終えてしまったという事にそれぞれ競技結果より2周減算のペナルティを科せられ、さらには最終第4ライダーへの交代時にピット区域内3分間の規則を数秒違反をしてしまい競技結果より2周減算のペナルティを科せられ、結局腕章交換時の1周ロスを加えて7周分も無駄にしてしまう事になってしまいました。

そんなゴタゴタなAチームをよそにBチームはその後も順調に周回を重ね、最後にまたAチームのWirusWin社長の野澤氏とコース上で合体して引っ張り合いながら好タイムを連発して4時間を走りきり、見事に念願の“NANKAI”鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース STクラス【優勝】の栄冠をものにしました!

Cチームは最後入賞の6位が目前だったのですが、惜しくも届かず7位という結果でした。
Aチームは前述の通りの度重なるペナルティにより、最終的には65位という燦々たる結果になってしまいました。

レースを終えて・・・ Aチームの脱落によって前人未踏のワンツーフィニッシュが果たせなかった事は、チャンスが目前だっただけに悔やまれるところですが、2009年からマフラー、エンジン、車体、チームと総合的にレベルアップを果たし、見事に【優勝】という栄冠と9月11日時点でのコースレコードを樹立できた事は、非常に誇らしい事でした。
2011年大会にもディフェンディングチャンピオンとして挑戦する予定ですので、今度も良い状態で体制を整えて目標は高くワンツースリーの表彰台独占を目指して頑張りたいと思います。

次のレポート 次のレポート  |  前のレポート 前のレポート