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2024年4月11日(木)~4月14日(日)、栃木県・モビリティリゾート もてぎにて全日本ロードレース選手権の開幕戦が行われました。
尾野選手がJ-GP3クラスに出場しましたので紹介します。
昨年、J-GP3クラスで3連覇を達成した尾野選手、今年は全戦全勝で4連覇達成を目指します。

プラクティス

4月とは思えない暖かさで天候に恵まれたレースウィークとなりました。

木曜日から練習走行が設けられ、両日合わせて30分間×計4本の走行は終始ドライコンディションで行われました。

しかしアジア選手権で負傷した身体の痛みに耐えながらの走行となりマシンのセットアップやタイヤ選択等にも苦しみ、とても厳しい2日間となりました。

予選

フリー走行での悪い流れを変えようと、心機一転気持ちを切り替えて臨んだ予選でしたが、色んなことがうまく噛み合わず、非常に厳しい予選となりました。

ドライコンディションの中、30分間のセッションでスタートしました。

序盤からトラブルに見舞われるなど理想の予選とはならず、セッション終盤まで下位に沈んでいる状況です。

残り10分でラストアタックに入りましたが、フィーリングが合わず、攻めきることができません。

なんとか最終ラップに予選のベストタイムを記録し、セカンドロー6番手で予選を終了!尾野選手とっては悔しい4年目のシーズンにして過去ワーストグリッドとなりました。

トップとの差も大きく決勝に向けては良くない予選となりました。

ウォームアップ

予選後にチームと話し合いを進め、セッティング変更を決断します。

更にライディングについても見直しをかけてセッションに臨みました。

 予選までは多くの不安を抱えながらの走行が続いておりましたが、ウォームアップでは嫌なフィーリングは解消され、予選よりも良いタイム記録します。

トップタイムでセッションを終え決勝前にしてようや く良い方向に向かいます。

決勝でどうにか勝負ができる明るい兆しが見えたウォームアップとなりました。

決勝

決勝は18周回、ドライコンディションで行われました。

尾野選手、このクラスに参戦を開始してから初めてのセカンドローからのスタートとなりましたが一気に2番手までポジションを上げます。

更にオープニングラップでトップに浮上し序盤から5台によるトップグループの形勢しながらの周回となりました。

集団の中でタイヤを温存しながらレース終盤に備えていましたが、想定よりもタイヤが厳しい状況となります。

ラストラップ暴れるマシンを何とかコントロールしトップ争いしますが、最後は順位を落とし悔しい4位でのチェッカーとなりました。

J-GP3クラス参戦4年目となる今シーズンこそ、全戦全勝達成を目標として臨んだ開幕戦でしたが、非常に厳しく苦しい一戦となりました。

怪我の影響で本来のライディングが発揮できず、予選を終えた時点では絶望的な状況でした。

ウォームアップセッションでようやく良いフィーリングを手に入れ決勝は最後までトップ争いができる状況にまでもってこれたのは良かったです。

次戦以降のレースでの巻き返しに期待します。

身体を万全にした王者のレースを見たいです。
応援、よろしくお願い致します。

全日本ロードレース選手権はこちらで観覧できます。

12月2日(土) ∼ 3日(日) にタイ・ブリラム国際サーキットでFIMアジアロードレース選手権最終戦が行われました。

南本選手がSS600クラスへの出場しましたので紹介します。
開幕戦以来のブリラム国際サーキットでです。

南本選手とって得意でもなく自信があるかというと微妙なサーキットです。

しかしランキングトップとの差が7ポイントまで接近しているのでどうにかして逆転タイトルを獲りたいという強い気持ちで挑みました。


フリー走行

FP1ではあまり感覚を思い出せなかったこともありイマイチな発進!

しかし徐々に1年間で積み上げてきたマシンとライダーがしっかりと機能し始めFP2,FP3とタイムアップ!

総合2番手タイムで初日を終えます。

トップタイムのチームメイトともにお互いを高めあいながらのセッションは非常に効率も良く、タイトル獲得にも後押しとなりました。


予選

非常にいいフィーリング、チームワークで迎えた予選!

ライバルたちがスリップストリームを使いアタックを行う中、常に単独でのアタックを行い、序盤からチームメイトとのワンツー体制を整えましす。

ラスト10分でニュータイヤを投入しラストアタックでトップタイムを叩き出し、ポールポジション獲得となりました。

このタイムはサーキットレコードを更新するタイムとなりました。

南本選手とっては初ポールで大変うれしい結果となりました。

タイムも飛びぬけていたのでレースも同じように淡々と走れば勝てるという自信のついた予選セッションでした。


レース1

自信をもって挑んだレース1、いつも通り抜群のスタートで予定通り先頭で周回します。

淡々と攻めることに徹し自分の仕事に集中します。

後方ではチームメイトがサポートに徹してくれました。

ラスト3周ほどで3番手を走っていた現状ランキングトップの選手のペースが落ち、チームメイトと2台で抜け出すことに成功!

そのままトップでチェッカー隣今季2勝目と同時に2ポイント先行でランキングトップに躍り出ました。

レース2では前でゴールしたほうがチャンピオン獲得という展開にまでライバルを追い詰めました。


レース2

レース2もレース1と同じ戦法でひたすら攻めて12周トップを守り抜くという作戦でスタート!

スタートを決め1周目から後続を引き離し、2周目には1秒差をつけ素晴らしい展開に持ち込みます。

その2周目にタイトルを争っている選手がまさかの転倒!

この時点で ほぼ南本選手のタイトルが確定となりました。

その知らせをサインボードで知りペースを少し落とし後方との差をコントロールしながら抑えての走りに徹します。

ラストラップ直前の最終コーナーでチームメイトにトップを譲り最後は無理せずにそのまま2位キープでチェッカーを受け、見事チャンピ オンを獲得!


前半戦は厳しいレースも多く、正直チャンピオン獲得は厳しい状況でした。

しかし、後半戦の第4戦インドネシアから車体ベースも決まり、ライダーも急成長!

後半戦は全レース表彰台という怒涛の追い上げで大逆転タイトルとなりました。

南本にとっては初タイトルでもあり、最高の週末となりました。

今年、南本選手は念願のヤマハ専属ライダーとなりいきなり1年目でアジアチャンピオンは凄い結果を残しました。

来年も楽しみと言いたいところですが、チャンピオンになった勢いで12月16,17日とMSBK(マレーシアスーパーバイク選手権)に参戦決定となりました。

最後の最後までレース漬けの南本選手!応援、よろしくお願い致します。


レース1はこちらで観覧できます。

レース2はこちらで観覧できます。

12月2.3日、埼玉県のサーキット秋ヶ瀬で第28回 モトチャンプ杯ミニバイクレース 全国大会が開催されました。
WirusWinライダー、長谷部選手、木戸選手が出場しましたので紹介させて頂きます。

長谷部選手、木戸選手、FP4-STクラスはヤマハ シグナス グリファスで出場!

予選
長谷部選手  1位

木戸選手  9位

スペシャルステージ(予選上位の選手が出場できる1周のみのタイムアタック)

長谷部選手 1位

決勝

長谷部選手 1位(コースレコード樹立)

木戸選手 転倒によるリタイヤ

FP4-STクラス

長谷部選手が予選、スペシャルステージ、決勝と他を圧倒する速さで優勝!

自身のコースレコードも更新しました。

長谷部選手、OPENクラスはヤマハ シグナスXで出場!

予選 1位
スペシャルステージ(予選上位の選手が出場できる1周のみのタイムアタック) 失格


決勝 1位(コースレコード樹立)

OPENクラス

こちらも手の付けれない異次元の速さで自身のコースレコードを更新して優勝!

スペシャルステージは計測機を付け忘れて未測定で3位降格となりました。笑!

長谷部選手、今回の全国大会で日本一の全国制覇を20回達成!

今年で44歳ですが、まだまだ速く、進化しています。

体力が続く限り走り続ける様です。

応援宜しくお願い致します。

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FP4-STクラス、スペシャルステージの模様はこちらで観覧できます。

OPENクラス、、スペシャルステージの模様はこちらで観覧できます。

FP4-STクラス、決勝レースの模様はこちらで観覧できます。

OPENクラス、決勝レースの模様はこちらで観覧できます。

11月26日、名阪スポーツランドEコースでミニバイクレース、オールスター最終戦が開催されました。
ウイルズウィンライダーの長谷部選手と木戸選手が出場しましたので報告させて頂きます。


FN4-50Sクラスに長谷部選手、木戸選手がエントリー!

バイクは長谷部選手 ヤマハ ビーノ 木戸選手 ヤマハ JOG
FN4-50Sクラス予選

長谷部選手 1位
木戸選手 6位

FN4-50Sクラス決勝

長谷部選手 1位
木戸選手 9位

長谷部選手がトップで飛び出しますが、後にピッタリと付かれる珍しい展開。

しかし巧な技で最後までトップを守り切り優勝!
木戸選手、車両に乗ったのは前回のオールスター以来なので、最後まで慣れる事が出来ず9位でフィニッシュとなりました。

FP4stクラスに長谷部選手、木戸選手がエントリー!

バイクは長谷部選手は木戸選手ともにヤマハ シグナス グリファス

FP4stクラス予選
長谷部選手 1位
木戸選手 6位

FP4stクラス決勝
長谷部選手 1位
木戸選手 リタイヤ

スタートから長谷部選手がトップに出ます。

徐々に後続を引き離し最後は独走でチェッカー

完璧にレース仕様に仕上げたシグナス グリファスを操る長谷部選手は手が付けられません。

もう無敵状態です。


次戦は今年最後のレースになります。

秋ヶ瀬サーキットで開催されるモトチャンプ全国大会に長谷部選手、木戸選手が参戦します。

今年も各クラスの日本一が決まります。

また、報告させて頂きます。

FN4-50Sクラス決勝レースの模様はこちらで観覧できます。

FP4stクラス決勝レースの模様はこちらで観覧できます。

11月4日(土) ∼ 5日(日) に中国・インターナショナルサーキットでFIMアジアロードレース選手権第5戦が行われました。
南本選手がSS600クラスへの出場しましたので紹介します。


アジアロードレース選手権は残り2戦となり、チャンピオンシップ争いも終盤に差し掛かり、重要な1戦となりました。


フリー走行

南本選手にとって中国は初めてのサーキットです。

思っていた以上に路面が悪く、ギャップも多くとてもバンピーなトラックでした。

またコース幅も狭く、パッシングポイントも少ないので難しいレースになるなと予想されます。

初日のフリー走行では、コースに慣れる、ヤマハのマシン特性に合うポイント、ライバルたちが速いポイントなども抑えながら精力的に走りこみます。

セットアップも大きくは変更せず、まずはコースに適したライディングを優先します。

タイムも徐々に安定し試したいことも確認でき充実した初日となりました。 

フリー総合は7番手で終えます。


予選

迎えた予選では、コースに対しての難しい意識も薄れ序盤からいいフィーリングで周回します。

スリップなどを使いタイムアタックしたかったのですが位置取りばかりに集中するのも良くないと判断し終始単独の走行となりました。

初日からタイム更新しなんとか4番グリッドを獲得!


レース1

いつも通りスタートを上手く決めて順調にトップグループで周回します。

アベレージタイムはライバルたちが優れていましたが南本選手も必死に喰らいつきます。

車両特性の違いで速いところ遅いところが明確で勝つには厳しい展開です。

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レース中盤で赤旗では一時中断となります。

再開は4周のスプリントとなりました。

南本選手はスタートからホールショットを奪います。

最後は接触寸前のバトルで3番手に後退しそのまま3位チャッカーとなりました。


レース2

スタートで3番手に上がりましたが、5番手に下げ1周目は終えます。

徐々に順位を上げますが、ブレーキが安定せず序盤はかなり手探り状態での展開!

後半に入り感覚を掴みレースに集中します。

レース1同様にホンダ3台とのトップ争いになりました。

ライバルのミスは絶対見逃さずラス ト3周で2番手に浮上!

ラスト2周で一度トップに立ちましたがすぐ抜き返されます。

最後までトップ奪還の機会を伺いますが、そのまま2位チェッカーとなりました。


今回も初めてのコースでとても混戦したレースとなりました。

ランキングは4レース連続の表彰台獲得でトップとのポイント差も7ポイ ントに縮まりました。

2位のライダーと同率の3位につけます。

シリーズチャンピオンも見えてきました。最終戦が楽しみです。


FIM アジアロードレース選手権シリーズ第4戦の模様はこちらで観覧できます。
レース1

FIM アジアロードレース選手権シリーズ第4戦の模様はこちらで観覧できます。
レース2