2025年10月23日~10月26日、三重県・鈴鹿サーキットにて全日本ロードレース選手権最終戦が行われました。
尾野選手がJ-GP3クラスに出場しましたので紹介します。

尾野選手、前戦の岡山大会にてシリーズタイトル5連覇を既に達成した状態で最終戦に臨みます。

プラクティス
各日30分間の走行が2本設けられ、全セッションドライコンディションで走行となりました。
昨年の最終戦以来の鈴鹿での走行となりましたが、両日共に総合トップタイムで終えました。
1年前と比べて、路面改修が施されたことでJ-GP3クラスの細いタイヤでは
路面の状態がタイムに大きく影響してしまうコーナーもあり、
昨シーズンよりもタイムを出すのが難しくなりました。

予選
明け方に降った雨が残っていましたが、 路面は乾いていく方向で30分間の予選セッションが行われました。
しかしまさかの序盤でハイサイドによる転倒!

マシンのダメージは大きいかったですが、メカニックの懸命な修復により、
1周のみタイム計測することができ、4番手で予選を終えます。
しかしペナルティを受けてしまい、予選タイム抹消で最後尾スタートとなってしまいました。
まさかの今シーズン一番波乱な予選となりました。
ウォームアップ
日曜日の決勝日は朝から雨が降りウエットコンディションでした。
前日の修復からのマシンの確認をして終了!

決勝
決勝もウェットコンディションでした。
最後尾グリッドからのスタートとなりましたが、驚異の猛プッシュでオープニングラップで
6番手までポジションを上げます。
2周目には 3番手に浮上しましす。
3周目には2位グループの先頭に立池ますが、その時点でトップとの差が大きく今回のレースは2位チャッカーを目標に切り替えます。

5台での激しい2位争いは最終ラップまで続きましたが、最後は2位でチェッカーとなりました。
最後尾からのスタートでしたが、最後は良い形で締めくくる事ができました。
表彰

前戦でチャンピオン獲得したことで例年に比べると比較的リラックスした状態でのレースウィークとなりました。
しかし予選では転倒や転倒後のペナルティなど今季一番波乱な予選となりました。
尾野選手のとってレース人生で初の最後尾スタートとなりましたが最後は2位を獲得することができて良かったです。
今シーズンは6大会(7レース)中、5回のポールポジション獲得。年間5勝を挙げ、全戦で表 彰台を獲得!
そして、菅生大会と茂木大会においてはコースレコードを更新!素晴らしい成績で5連覇達成しました。

これで2025年度の全日本ロードレース選手権の全スケジュールが無事に終了となりましたが、
まだアジア選手権(タイ大会)最終戦が残っています。
アジア選手権のTVSクラスでも現在ポイントリーダーでチャンピオンを目前としています。
尾野選手、2年連続シリーズタイトル獲得に向けて全力で臨みます。
引き続き応援よろしくお願い致します。


















