2023年 12月 10日 日曜日
12月2日(土) ∼ 3日(日) にタイ・ブリラム国際サーキットでFIMアジアロードレース選手権最終戦が行われました。
南本選手がSS600クラスへの出場しましたので紹介します。
開幕戦以来のブリラム国際サーキットでです。
南本選手とって得意でもなく自信があるかというと微妙なサーキットです。
しかしランキングトップとの差が7ポイントまで接近しているのでどうにかして逆転タイトルを獲りたいという強い気持ちで挑みました。
フリー走行
FP1ではあまり感覚を思い出せなかったこともありイマイチな発進!
しかし徐々に1年間で積み上げてきたマシンとライダーがしっかりと機能し始めFP2,FP3とタイムアップ!
総合2番手タイムで初日を終えます。
トップタイムのチームメイトともにお互いを高めあいながらのセッションは非常に効率も良く、タイトル獲得にも後押しとなりました。
予選
非常にいいフィーリング、チームワークで迎えた予選!
ライバルたちがスリップストリームを使いアタックを行う中、常に単独でのアタックを行い、序盤からチームメイトとのワンツー体制を整えましす。
ラスト10分でニュータイヤを投入しラストアタックでトップタイムを叩き出し、ポールポジション獲得となりました。
このタイムはサーキットレコードを更新するタイムとなりました。
南本選手とっては初ポールで大変うれしい結果となりました。
タイムも飛びぬけていたのでレースも同じように淡々と走れば勝てるという自信のついた予選セッションでした。
レース1
自信をもって挑んだレース1、いつも通り抜群のスタートで予定通り先頭で周回します。
淡々と攻めることに徹し自分の仕事に集中します。
後方ではチームメイトがサポートに徹してくれました。
ラスト3周ほどで3番手を走っていた現状ランキングトップの選手のペースが落ち、チームメイトと2台で抜け出すことに成功!
そのままトップでチェッカー隣今季2勝目と同時に2ポイント先行でランキングトップに躍り出ました。
レース2では前でゴールしたほうがチャンピオン獲得という展開にまでライバルを追い詰めました。
レース2
レース2もレース1と同じ戦法でひたすら攻めて12周トップを守り抜くという作戦でスタート!
スタートを決め1周目から後続を引き離し、2周目には1秒差をつけ素晴らしい展開に持ち込みます。
その2周目にタイトルを争っている選手がまさかの転倒!
この時点で ほぼ南本選手のタイトルが確定となりました。
その知らせをサインボードで知りペースを少し落とし後方との差をコントロールしながら抑えての走りに徹します。
ラストラップ直前の最終コーナーでチームメイトにトップを譲り最後は無理せずにそのまま2位キープでチェッカーを受け、見事チャンピ オンを獲得!
前半戦は厳しいレースも多く、正直チャンピオン獲得は厳しい状況でした。
しかし、後半戦の第4戦インドネシアから車体ベースも決まり、ライダーも急成長!
後半戦は全レース表彰台という怒涛の追い上げで大逆転タイトルとなりました。
南本にとっては初タイトルでもあり、最高の週末となりました。
今年、南本選手は念願のヤマハ専属ライダーとなりいきなり1年目でアジアチャンピオンは凄い結果を残しました。
来年も楽しみと言いたいところですが、チャンピオンになった勢いで12月16,17日とMSBK(マレーシアスーパーバイク選手権)に参戦決定となりました。
最後の最後までレース漬けの南本選手!応援、よろしくお願い致します。
レース1はこちらで観覧できます。
レース2はこちらで観覧できます。