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5月27.28日と台湾のK1サーキットで台湾TSR選手権が開催されました。
WirusWinライダーの長谷部選手が出場しましたので紹介させて頂きます。


コロナの影響で4年ぶりの台湾レースの参戦となりました。

今回もいつもお世話になっているDY社長の劉家昌さんのチームから出場します。


長谷部選手は2クラスのレースに出場します。

TSRRCクラスと125Aクラスです。

バイクはどちらも台湾メーカー SYMのJET,SL

左がTSRRCクラス車両

右が125Aクラス車両


TSRRCクラス予選1位


125Aクラス予選2位


TSRRCクラス決勝

スタートから飛び出し2位との安全な距離を保ちながら危なげなく優勝!


125Aクラス決勝

スタートからトップの背後にピッタリ付き周回を重ねていきます。

抜きどころをしっかり見極め一瞬の隙を突き1コーナーの侵入でトップに立ちます。

一気にペースを上げ2位を離しそのまま優勝!


表彰

4年ぶりの台湾レースとなりましたが相変わらず長谷部選手の早さは際立っていました。

このまま今シーズンの台湾チャンピオンを獲得して欲しいです。

台湾TSR選手権、レースの模様はこちらで観覧できます。

2023年5月19日~5月21日、宮城県 ・ スポーツランドSUGOにて全日本ロードレース選手権の第3戦(J-GP3クラスは第2戦)が行われました。

尾野選手がJ-GP3クラスに出場しましたので紹介します。


プラクティス!

午前中のFP1はドライで の走行となりました。

FP2はウェットでの走行となり、セッションもグリップ不足に苦しみました。

しかしドライ、ウェットの両方のコンディションを走行できたことは良かったのです。


予選!

土曜日の朝は前日からの雨が降り続いておりましたが、次第に雨は止み予選セッション開始時はレインタイヤを装着して走行し残り時間10分のタイミ ングで新品のレインに交換をしてコースに出ます。

しかし予想以上に路面が回復 していた為、再度ピットに戻り、残り7分でドライタイヤに変更をしてラストアタック!

結果は2番手となりました。

ポールを逃してしまい悔しい予選とはなりましたが、難しい予選の中で、決勝に向けての最低限のことはできました。


ウォームアップ!

日曜日の大会当日は15分間のWUP走行が開始されました。 

前日の予選日とは天候が一転し、朝から快晴のドライコンディションでした。 

セッションを通して周回毎にタイムアップを上げていきます。

しかし公開テスト時と比べると約1秒も遅いタイムまでしか詰めることができませんでした。

結果は3番手タイムとなり、決勝に向けては70%ほどの仕上がり具合となりました。


決勝!

決勝は20周回のドライコンディションで2番手グリッドからスタート!

抜群の飛び出しでホールショットを決めます。

終始トップでレースを引っ張っていましたが、レース序盤に多重クラッシュが発生し赤旗中断となりました。

仕切り直しで第2レースが12周回で行われ、再びスタートからからホールショットを決め、常に先頭でレースをリードします。

終盤は3台によるトップ争いとなりましたが、ファイナルラップに両選手が接触し単独トップになり、そのままトップでチャッカー!

見事優勝しました。

最終ラップは接触に巻き込まれず、運も味方につけたレース結果となりました。


表彰台!

これまでSUGO大会は良い印象がなく、尾野選手にとって鬼門のサーキットでした。

結果的に公開テストから決勝レース終了まで無転倒で終えることができ、決勝は我慢のレースとなりましたが2連勝を達成しました。

次戦もこの勢いで「連勝」でチャンピオン3連覇を更に近づけてほしいです。

応援、よろしくお願い致します。


全日本ロードレース選手権はこちらで観覧できます。

5月12-14日、マレーシアにあるセパンインターナショナルサーキットでアジアロードレース選手権第2戦が行われました。

南本選手がSS600クラスへの出場しましたので紹介します。

世界選手権Moto2での経験を得て主戦場となるアジアロードレース選手権の舞台に戻ってきた南本選手!

セパンでは3年前に一度走っており良いイメージもあったのですが、苦戦したレースとなりました。

フリー走行!

Moto2からの乗り換えに少し戸惑い、久しぶりに走るセパンも難しく1回目のフリー走行では慣れることに時間を費やしました。

フリー走行2本目、3本目と、セッティングも振りながら試行錯誤しますがなかなか上手く走らせらず初日は総合6番手となりました。

予選!

予選では走り出しのセッティングに近い状態に戻しとにかく決勝に向けて走りましたがうまく合わせこむことができませんでした。

予選最後のアタックでは単独でタイム出しをしましたが、ハイサイド傾向もあり開幕戦同様予選では上手く決まりませんでした。

9番手となりました。

レース1!

決勝は大きくセッティングは変更して挑みました。

スタートで一気に6番手まで浮上しレースを進めます。

変更したセッティングは良い方向には行きなんとか4位争いには加わります。

ラスト3ラップほどで6位まで後退しますが、その後はペースを持ち直し5位までには 挽回しチェッカー!

予選までの流れからは最低限のレースは出来たレース1でした。

レース2!

スタート直後に3度ほど接触があり、大きく順位を上げることはできませんでした。

少しのセッティングの変更でしたがフロントが切れ込んでくる症状が周回ごとにひどく、全く攻め切ることができません。

いろいろと走らせ方を変えたりと模索しますが、ペースの遅いもの同士でのバトルでリズムも悪くなり転倒しそうになり我慢の走りとなりました。

最後は7位でチェッカー!

Moto2での経験から期待に応える走りができず悔しい結果となってしまいました。

でも確実にライディング面でも進歩した箇所はありました。

次回は南本選手、日本ラウンド菅生のレースに出場します。

アジア、世界、日本と連戦続きで大忙しの南本選手!日本での走りも楽しみです。

応援、よろしくお願い致します。

レース1はこちらで観覧できます。

https://www.youtube.com/watch?v=Zh2UmJo6PXo

レース2はこちらで観覧できます。

4月28-29日、スペイン アンダルシア州にあるへレスサーキットでロードレース世界選手権MotoGP第4戦スペインGPが行われました。

第3戦に続き代役続投で南本選手がMoto2クラスへの出場となりましたので紹介します。

スペイン、へレスはMotoGPの本場!

熱狂的な観客や華やかなパドックに興奮です。

観客数も16万人以上とヨーロッパでのオートバイレースの人気が非常に高いことを身をもって体感できました。

プラクティス1.2.3!

未だになれないバイクに初めてのサーキットで苦戦はしましたが、着実にレベルアップしていることを確認できたウィークになりました。

コースは短めで周回数もこなせることから比較的早めに覚えることができました。

しかし、前半と後半でコースの雰囲気ががらりと変わるテクニカル なコースで、特に後半セクションは最後まで苦戦を強いられます。

プラクティス1ではトップから4秒差でしたが、プラクティス2では2.8秒差と大きく進歩して初日は終えることができました。

3戦目ということもあり、徐々にMoto2バイクの走らせ方も頭の中ではイメージが湧いてきて走るたびには良くなっていきました。

プラクティス3ではひとまず目標にしていたタイムで走ることができました。

予選!

セッティングは路面温度が上がりあまり良い方向にはいきませんでした。

しかし、タイムが出辛いコンディションでもベストタイほどのタイムでは走れ、29番手で終えます。

決勝!

スタートはフロントが浮きウィリーをさせてしい失敗!

直ぐに1周目の混戦を利用してなんとか挽回し27位で1周目を終えます。

しかし、ブレーキにジャダーが出ており、ブレーキングからターンインが上手く行きません。

ペースも落ち、集団から離されてしまいます。

レース半分くらいのところで徐々にジャダーが収まり、ペースを上げます。

終盤は他の選手とのバトルとなりタイヤが減ったラスト数周のペースは数人のライバルたちとは遜色ないペースで走れました。

最終的な結果は完走した中では最下位の26位でしたが、中盤以降に関してはとてもポジティブな内容となりました。

南本選手、ひとまず今回のスペインGPでMoto2への代役参戦を終えます。

小さい頃からの夢の舞台でもあったMotoGPを経験でき、また必ずこの舞台に強くなって戻ってきたいと強く感じました。

この経験を糧にアジア選手権に戻ります。

早速、今週からアジア選手権第2戦、マレーシアラウンドが始まります。

南本選手の活躍期待したいです。

応援、よろしくお願い致します。

4月14-16日、アメリカ テキサス州オースティンにあるCircuit Of The Americasでロードレース世界選手権MotoGP第3戦アメリカGPが行われました。

第2戦の活躍が評価され引き続き南本選手がMoto2クラスへの出場となりましたので紹介します。


プラクティス1.2.3!

今回のコースはMotoGP全21戦のうちでも最も難しいとされているコース!

コーナー数が20個あるロングトラックです。

激しいアップダウンにブラインドコーナー、特に厄介なのが路面のうねり、バンプ!

コースを覚えることで精一杯で、非常に軽い車体で乗車位置が高いMoto2マシンをバンピ―なコースでどのようにして暴れるのを抑え込めばいいのか必死です。

セッティングは一切触ることなく、周回毎にチャレンジしますが、毎周同じ場所を通る事も難しく最後まで全く攻略できずじまいでした。


予選!

少しずつラップタイムも向上し予選でも2秒短縮しましたがトップとは5秒程離れかなり大きな差です。

予選結果は29位!

最後列からのスタートとなりました。

しかし、着実に走行毎に良くはなっていて、予選後に初めてチーフエンジニアにセッティングの提案をしてみます。


決勝!

スタートを上手く決め2つポジションを上げます。

なんとかついていきたかったのですが、変更したセッティングが悪い方向になってしまった点に加えて風がとても強く、すぐに単独での走行となってしまいます。

ラップタイムもベストより遅く内容としてはダメなレースをしてしまいました。

最終的な順位は転倒者が出た事で23位でとなりました。


今回は難しいコース、まだまだ慣れないMoto2バイク、決勝レースの強い風と、まったく対応できないまま終わってしまいました。

他のライダーは風が非常に強いなど、コンディションが悪くてもすぐにアジャストし速いラップタイムでレースをやっていました。

世界レベルを痛感しました。

経験がまだまだ少ないのは事実ですが、もっと考え方を変えて挑まないといけないと強く感じた今回のGPでした。

次戦は南本選手!更にこのまま第4戦のスペインGPにも参戦する事が決定しました。

引き続き応援、よろしくお願いします。