3月31日、4月1-2日、アルゼンチンにあるTermas de Rio Hondo (4.806km)でロードレース世界選手権MotoGP第2戦アルゼンチン大会が行われました。
急遽、代役で南本選手に白羽の矢がたちMoto2クラスへの出場となりましたので紹介します。
南本選手にとってMotoGP参戦は子供のころからの夢でもありました。
代役という形ですが、非常に嬉しい機会となりました。
参戦チームはVR46Mastercampになります。
アルゼンチンのコースは初めてで、Moto2バイクに乗るのも初めの南本選手!
世界トップライダーが集まる場所で、素晴らしい経験と楽しむことを1番に望みます。
プラクティス!
周回を重ねるため、雨がぱらついたりと微妙なコンディションでしたがそれでも慣れるためにとにかく走ります。
全ての環境がレベルが高く1周1周が勉強になり、楽しく走れた初日でした。
初めてのMoto2バイクは正直こんなバイクでレースしてるのか、と思うほど乗りづらく、普段乗っているR1やR6とは全くと言っていいほど別のバイクでした。
2日目は夜中の雨が残りハーフウェットでのプラクティス、思い切り走ることはできませんでしたがとにかく理解を深めるために30分ノンストップで走り切ります。
結果としては総合の順位は29番手で最下位でした。
最下位は覚悟していましたが、フリーを走るごとに トップとの差は縮まり徐々に慣れていきます。
予選!
全然時間が足りない中での予選。
予選アタックでしたが、予選とは思わずフリーだと思ってとにかく走ります。
予選結果は27位!
トップとの差は2.5秒と少しずつは縮まってきました。
まだまだ何も分からないといったような状況で決勝レースを迎えます。
決勝!
決勝はウェットレースとなりました。
スタート直後から勝負をかけます。
雨ならまだチャンスがあるかもしれないと思った通り恵みの雨でした。
スタートを上手く決め一気に順位を上げていきます。
思った以上に周りのペースが遅く、1周目には13台抜きで13番手に!
2周目には11番手まで順位を上げます。
しかし中盤以降は周りのペースが上がり順位を落としていきます。
最後は20位で初のGPレースを終え見事走り切りました。
初めて尽くしでコテンパンにされて当然のことですが、しっかりレースができ完走したことは自信になったと思います。
今回の代役参戦から多くの経験値を得られ、次はレギュラーライダーとして走って欲しいです。
今回の走りが評価され、次戦4月16日のアメリカズGPにも引き続き代役参戦する事が決定しました。
もう1戦、南本選手が世界選手権を走る姿が見れます。