今年もアメリカのカリフォルニアで開催されたミニバイクの24時間耐久レースに台湾WirusWin隊長の辻さんが参戦しました。
レースレポート、紹介させて頂きます。
辻さんは2012年から4年連続のチャレンジになります。
遠く離れたアメリカでのミニバイク24時間耐久レース!
その楽しさ、過酷さ、達成感を経験した辻さんは一人でも多くの選手にこのレースを体験して頂こうと
今回は4人の日本人選手とチームを作り参戦しました。
長い移動を経てレースに出場する車両製作です。
今回は前日練習に参加できバイクの調整、確認ができました。
マイナートラブルが有ったものの翌日のスタートまでに無事に車両を完成させ一安心!
出場する5名のライダー!
豊島怜選手、杉山優輝選手、寺井健二選手、篠原大輔選手、辻正樹選手
豊島選手と杉山選手は若干16歳の若いライダーしかしレースキャリアは豊富で今回のレースでの鍵を握っている存在で非常に期待されての参加です。
寺井選手と篠原選手は日本でも有名はパーツメーカーに勤める方で今回、多くのパーツがレース車両に装着されました。
またメカとしてライダーとしても心強いメンバーです。
レース車両は日本でもおなじみのグロム!
土曜の正午にル・マン式スタートで決勝がスタート!
長いレースを見守るチームアジア!
第1ライダーは豊島選手、見事ホールショットからトップを快走します、そしてトップを維持したまま第2ライダーへ交代。
この時点で車両に問題があると豊島選手から指摘がありました。
前日の走行の際にも出ていた症状です、第2ライダーも同じくこの症状のせいでペースを上げる事が出来ません。
ここで一か八かの賭けに出ます。
時間はかなり浪費しますがパーツを変更する決断に!
順位は最後尾へと脱落、しかしパーツ交換で一気にタイムアップ!
トップとの差は30周!残り22時間で逆転を信じ選手全員が力走します。
このレースが開催されるサーキットはカルフォルニアの内地で砂漠の様な場所にあります。
物凄く乾燥していて日中の気温は38度を越えます。
その反面陽が落ちると気温も一気に下がり明け方には15度近くになります。
マシンだけでなく、ライダーにとってもかなり過酷な状況の中でのレースです。
走行する選手の応援も大切です。日本のチームワークが光ります。
レース開始から12時間位まではまだ体力も残っていて大丈夫ですが18時間を過ぎて陽が昇りだして気温が上がってくると一気に体力と気力を奪われます。
最後のひと踏ん張りがかなり堪えます。
今回、初めて参加した皆様も想像していた以上に過酷だったと感想を述べていました。
順位も少しずづ挽回してきて、残り6時間で総合3位/クラス2位まで挽回に成功!
残り時間を若い豊島選手と杉山選手に少し大目に走ってもらい逆転優勝を目指します。
さらに残り2時間の時点で総合2位/クラス2位まで順位を上げます。
しかし追撃及ばす最後は2位でフィニッシュ!
ゴールラインでは選手全員で24時間戦い抜き無事ゴールできた事を喜び讃え合う感動の瞬間!
24時間、サーキットを走り続けるとハイグリップタイヤはこんな状態になります。
変な線が見えていてもう少しでバーストする感じですね!
表彰式!
総合2位/クラス2位
周回数1325周、トップとの差は19周でした。
最後に今回、チームアジアで参加したライダー、スタッフで記念撮影!
辻さんから感想の言葉が届いています。
レースに「たら」「れば」は禁句ですが、もしあの時パーツを交換してなければ・・・・・・
と少し悔いが残る結果となってしまいました。
しかし今回初参加の4名の皆さんも十分にこの24時間耐久レースを楽しんでもらえたようです、なにより怪我や問題なく無事にレースを終え、帰国された事が私にとって最大の喜びです。
バイクを通じての国際交流を図れた事に大変嬉しく思います。
今後も日本から多くの選手が海外でレースに参戦出来る環境や機会を増やしていきたいと思います。
PS:今回レース参戦に当たり、ご協力、ご協賛して頂きましたスポンサーの皆様、本当にありがとう御座いました。
辻さん!参加された皆様!関係者様!「アメリカ M1-GP24時間耐久レース」お疲れ様でした。
今後もWirusWinでは台湾WirusWin隊長、辻さんの活動、報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。