4月3.4日、栃木県 ツインリンクもてぎサーキットで全日本ロードレース選手権、開幕戦が行われました。
南本宗一郎選手が出場しましたので紹介します。
今年は去年までのST600クラスを卒業してST1000クラスにステップアップです。
バイクの排気量も上がりより技術が求められるクラスとなりました。
バイクはYAMAHAのYZF-R1!
ゼッケン番号は#40!
チームは引き続きAKENOSPEEDになります。
南本選手、開幕戦を万全な状態で迎え、勢いよくスタートダッシュを決めたかったのですが、
シーズンオフのトレーニング中に右手親指MP関節の靭帯断裂という怪我を負ってしまいました。
3月に手術を行い、固定の為のピンが関節に埋まった状態でのレースとなりました。
術後2週間で迎えた事前テストでは、乗るだけで精一杯の状況で、テストというテストも出来ない状況でのレースウィーク突入!
木金と2日間のフリー走行も手の痛みでまともに走れず、セットアップも思う様に進みません。
痛みが出にくい手の固定を色々と試し、最後のフリー走行ではなんとか走り切れる目途が立ちました。
ST1000クラス予選!
レースウィークからのベストタイムは何とか更新しますが、トップまでは2秒以上の差があります。
非常に厳しい流れですが、まずは最低限のタイムは出すことができました。
結果は15番手!
ST1000クラス決勝!
迎えた決勝日は、不安定な天候となりました。
開始直前に雨がパラパラと降り出し、軽く路面がWETとなりWET宣言が出され、周回数は2周減産の12周となりました。
雨雲レーダーを参考にし、レース後半には雨は止むと予想し、スリックタイヤでグリッドに並びます。
上位陣はスリックタイヤが多く、下位陣はレインタイヤが多いといったタイヤ選択となりました。
スタートは上手く決まり、1,2コーナーをアウト側から数台をパスしていきます。
さらに3コーナーで数台をパスし、シングルのポジションまで順位を上げますが、4コーナー立ち上がりでバランスを崩してしまいます。
その後はレインタイヤ勢に抜かされ、リズムを崩して徐々に順位を落としていきます。
そこからペースをうまく上げることが出来ずにいましたが、レース中盤には、スリックタイヤが優勢な路面コンディションとなり徐々にペースを上げていき、順位を回復していきます。
最後は9位でゴールとなりました。
レース終了後、上位陣に違反があり、ペナルティを受けたため、最終的には7位という結果になりました。
手の痛みがひどく全く動かないため、開幕戦の欠場も視野に入れていましたが、とても難しいレースで7位完走で貴重な9ポイントを獲得することが
できたのは良かってです。
南本選手、次戦は再手術で固定ピンが抜ける為、良い状態でレースを戦えると思います。
次戦は、4月24,25日の鈴鹿2&4レースのJSB1000クラスへの参戦となります。(ST1000の車両で出場)
応援、よろしくお願い致します。
全日本ロードレース選手権開幕戦の模様はこちらで観覧できます。