5月21日~5月23日、2021MFJ全日本ロードレース選手権第3戦が宮城県.スポーツランドSUGOにて開催されました。
尾野弘樹選手がJ-GP3クラスに参戦しましたので紹介させて頂きます。

尾野選手、一週間前に行われた事前テストの初日に転倒!
コースサイドの壁に身体が直撃した衝撃で肋骨と右足を負傷!
今大会は怪我を負い身体が万全ではない状況下での参戦となりました。

レースウィークを通して天気予報は生憎の天候となり、迎えたレースウィーク初日はウェットコンディションでの走行となりました。

初めてのウェットでの走行でしたので色々と確認をしながら、マシンや路面コンディションのフィーリングを確かめながらFP1の走行を終了!
FP2では霧の影響でコース全域で視界不良となり、午後は全クラスの走行予定がキャンセルとなりました。

J-GP3クラス予選!
予選は雨こそ止んでいたものの、ウェットコンディションの中、35分間のセッションで行われました。
初日のウェットでの走行よりもコンディションが悪く、セッション序盤から転倒者が相次いでいました。
セッションも終盤に入ると他の選手も一気にタイムを上げてきます。
一時は7番手まで順位を下げましたが、周回毎にタイムを更新していき最終的には開幕戦同様の2番手で予選セッションを終えました。

J-GP3クラス ウォームアップ!
ウォームアップ走行は朝8時40分から15分間のセッションで行われました。
路面は濡れており、ウェットコンディションでしたが、コーナーによっては乾きはじめているところもあります。
中途半端で非常に難しいコンディションでしたので、無理はせず、決勝に向けてマシンの最終確認と尾野選手の身体の確認を行います。
ウォームアップ走行も周回毎にタイ ムを詰め、3番手でセッションを終えました。

J-GP3クラス決勝!
決勝は20周でドライコンディションの中、2番手グリッドからスタート!


































スタートは無難に決めましたが、一時は4番手まで順位を落とします。
すぐに2番手に浮上、そこからレースはトップ2台での一騎打ちとなりました。

中盤から終盤にかけて尾野選手がトップでレースを引っ張ります。
迎えた最終ラップですが、バックストレートで前に出られ、そのまま抜き返すことができずに
僅か+0.099秒差で2位でチェッカー!

J-GP3クラス表彰式!
予選2番手から決勝では一騎打ちの攻防となり、相手マシンのポテンシャルが高くレース展開的に厳しい状況下となりました。
最後の最後までトライをしながら戦いましたが、勝負を制することができずに非常に悔しい2位表彰台となりました。

今大会は事前テストの転倒で怪我を負ってしまい、レースウィーク中も絶対に転倒ができない身体の状態でした。
攻めきれない状況下ではストレスが溜まるレースとなりました。
しかし、チャンピオンシップを考えれば2位にとどまれたので良かったと思います。
次戦は、身体を回復させ万全な状態で走れる姿を見たいです。
応援、よろしくお願い致します。

全日本ロードレース選手権開幕戦の模様はこちらで観覧できます。

 
 

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