9月18.19日、大分県・オートポリスサーキットにて全日本ロードレース選手権、最終戦が行われました。
尾野弘樹選手がJ-GP3クラスに出場しましたので紹介します。

尾野選手、今回はチャンピオンの掛かった重要なレースです。
最終戦を残しランキング2位!
最終戦を優勝で飾りランキング1位の選手が4位以下でしたら尾野選手が逆転チャンピオンとなります。
とにかく尾野選手は最低でも優勝が科せられたミッションとなります。

最終戦は台風の接近に伴い、レースウィーク初日の金曜日は荒れた天候となりました。
FP1はウェットコンディションでしたがセッション途中の赤旗により早々と走行を終了。
FP2はセッション序盤こそドライコンディションで数周走行できましたが、すぐに雨が降り始め、
初日は両セッションで15周しかできずに終わってしまます。
そんな両セッションでしたが、コンディションにおいては良いフィーリングとなりました。

J-GP3クラス予選
35分間の予選が行われました。
深夜まで降っていた雨の影響で路面は濡れていました。
コンディションは時間と共に回復傾向で、セッション終盤のラストアタック時が一番コンディションが良くなると判断。
セッション序盤からコース確認も含めながらの走行し想定通りトップタイムでセッション中盤までを終えます。
一度ピットに戻り、ラストアタックに臨みます。
想定した組み立てを崩すことなく、最終ラップにベストタイムを記録し、3戦連続でポールポジションを獲得!
非常に良い流れで決勝を迎えます。

J-GP3ウォームアップ
決勝日は8時から20分間でウォームアップ走行が行われました。
朝から晴れており、 ウィークを通してはじめて完全なドライコンディションの中での走行となりました。
予選での手応えも含め、ウォームアップ走行ではさらに速いタイムを入れることでしたが、ここにきて、
マシンとタイヤのフィーリングが合わずタイムも伸び悩みました。
決勝を想定し、時間の限りプッシュし続けてアベレージタイムの確認も行いましたが、想定より遅い
ラップタイムを刻むことしかできずに、不安を抱えた状態で決勝レースを迎えることになりました。

J-GP3クラス決勝
決勝はドライで15周。

狙うは優勝のみ。とにかく勝つことだけを目指してスタート!
トップで1コーナーに侵入し序盤からプッシュしていきます。

ラップタイムが伸びず、イメージしていた走りができず我慢のレース展開となりましたが
中盤以降、リズムを取り戻し2位以下を引き離し最後まで集中した走りで見事トップでチェッカー!

チャンピオンになるための仕事をきっちり果たした尾野選手!
気になるのがランキング1位の選手です。
誰もが手堅くチャンピオンを獲ると思われましたが4位でチェッカーとなりこの瞬間、尾野選手のチャンピオンが決定!

尾野選手もチームも最後までチャンピオン獲得に向けて諦めずに取り組み「 優勝するのみ 」 という気持ちを持って最終戦に臨みました。
結果として、予選では3戦連続のポールポジショ ン獲得、決勝では3連勝!今季クラス最多の4勝目を挙げ見事、逆転チャンピオン!
尾野選手にとって全日本選手権で初のタイトル獲得!
最後まで諦めなかった尾野選手とチーム全員の力が快挙に結びついたと思います。

尾野選手!チャンピオンおめでとう!
来シーズンについては、決まり次第、報告させて頂きます。
応援ありがとうございました。

全日本ロードレース選手権の模様はこちらで観覧できます。

 
 

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