4月2.3日、開幕戦が栃木県・モビリティリゾートもてぎにて開催されました。

昨年のチャンピオン、尾野弘樹選手がJ-GP3クラスに出場しましたので紹介します。


レースウィークは木曜日から始まりました。

約一週間前に行われた公開テストが今シーズンの走り出しとなったのですが、タイムも伸び悩んだ形でレースウィークを迎えました。

公開テスト、レースウィーク木曜日と金曜日の練習走行では辛うじてトップタイムでセッションを終えます。

セットアップがうまく噛み合わない状態で予選を迎えることになりました。


J-GP3クラス予選

ドライコンディションの中、30分間の予選セッションが行われました。 

予選に向けてチームと話し合い2回のピットインでセットアップを進めることを優先します。

セッション後半にタイムアタックをする考えで進めましたが、後半にフィーリングに変化が出てしまい上手くタイムアップをすることができません。

それに加え位置取りも非常に悪く、タイムアタックに向けた良い環境を作り出すことができず2番手となりました。


J-GP3ウォームアップ

当日、ウォームアップセッションは朝8時から15分間で行われました。 

朝一番で路面温度も低く、コンディションは厳しかったですが予選までの悪い流れを打ち切る為、トップタイムをマーク!

予選のベストタイムを上回るタイムを記録し2番手に約1秒差をつけてのトップタイムを出しました。

 尾野選手、決勝に向けて最低限の流れを作ります。


J-GP3クラス決勝

18周回でドライコンディションの中、2番手グリッドからスタート!抜群なスタートを決めホールショットに成功します。

トップを走行しながらタイムアップを試みますが、思うようにタイムを上げることができません。

周回毎に3番手以降は離れていき、レース終盤まで2台の一騎打ちとなり想定していたレース展開となりました。

終始トップを死守していましたが最終ラップの90度コーナーでインを刺されてしまいそのままチェッカーとなり2位となりました。

レースウィークは両日共にトップタイムだったものの納得のいく仕上がりに近づけることができないまま臨むことになった決勝では、厳しいレース展開でした。

しかし序盤からチャンピオンの意地を見せ、常に先頭を走りレースを牽引してくれました。

今回は色んな要素をうまく良い方向に向かわせることができなかった開幕戦でしたが、この結果をしっかりと受け止め、次戦以降の連勝に期待したいです。

全日本ロードレース選手権の模様はこちらで観覧できます。

 
 

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