2023年3月30日~4月2日、栃木県・モビリティリゾート もてぎにて全日本ロードレース選手権の開幕戦が行われました。

尾野選手がJ-GP3クラスに出場しましたので紹介します。

昨年、J-GP3クラスで2連覇を達成した尾野選手、今年は3連覇に向けシーズンがスタートしました。

プラクティス!

金曜日と合わせて予選までに30分間×計4本の走行ができました。

ドライコンディションでの走行となりました。

タイヤテストと車体のセットアップを進めながら、 限られた走行時間を効的に使えたプラクティスとなりました。

予選!

今シーズン最初の予選。

ドライコンディションの中、行われました。 

タイヤ、セットアップ、ライディング、全ての要素において順調とは言えませんでしたが、焦りは無くリラックスして挑みます。

セッション中盤にあっさりトップタイムを出し、そのままタイムを更新される ことなく、開幕戦のポールポジション獲得!

ウォームアップ!

大会当日はレースウィークで最も早い8時からWUP走行が開始となりました。

 予選でようやく色々な要素が良い方向に向かい、走行毎に良い手応えを感じる尾野選手!

ウォームアップ走行で決勝を想定してスタートからチェッカーまで全力で走行します。

予選同等のタイムを記録でき、計測はされて無い中、最終ラップにコースレコードを記録しました。

ピットウォーク!

尾野選手の前には沢山の人だかりが!

大勢の観客で盛り上がっています。

決勝!

決勝は18周回のドライコンディションでスタートしました。

スタートはホールショットを決め、レース序盤は周回毎にタイムを上げていきます。

後続とも差を広げ、レース中盤からは後続との差をサインボードで確認しながら、集中して周回して行きます。

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最後まで集中力を切らすことなく、2位に約14秒差という大差をつけ優勝!

表彰式!

開幕戦をポールトゥーウィンという最高の結果で終えました。 

決勝レースでは他を圧倒する速さでした。

昨年は開幕戦で途切れてしまった「全戦全勝」という記録達成への可能性も繋ぐことができました。

若手選手もどんどん速くなってきているので、気を引き締めて次戦以降も挑んでいきます。

約一ヶ月半のインターバルを使い、更に「速く」・「強く」なる準備を進めます。


全日本ロードレース選手権はこちらで観覧できます。

2023年、一発目のレポートになります。

3月24-26日、タイ・ブリラムにあるチャーンインターナショナルサーキットでアジアロードレース選手権(ARRC)の開幕戦が行われました。

南本宗一郎選手が出場しましたので紹介します。

今年、南本宗一郎選手は念願のヤマハ専属ライダーとなりました。
主戦場もアジアとなりチームYAMAHA GEN BLU RACING TEAM ASEANからSS600クラスに参戦します。

バイク、レーシングスーツもヤマハライダーとなった事で見慣れたイエローカラーでは無くヤマハブルーがメインとなりました。

2年ぶりの600cc、6年ぶりのブリラムのサーキット、まずは慣れて感覚を取り戻していきます。

チームスタッフのおかげもありセッションを追うごとに良くはなっていきます。

しかしセッティングやらで完璧に600ccの走らせ方の感覚を取り戻すには時間がたりませんでした。

フリープラクティス

金曜日にはフリープラクティスが3度行われました。

アジアのライダーはなかなかプラクティスで後ろにつかせてくれず、走り方やセッティ ングの方向性のきっかけを見出すのが難しいです。

メカニックたちと話し、土曜の予選 とレース1は大きくは振らず、南本選手なりの戦い方で挑みます。

予選

予選用タイヤを履いてタイミングを見極めうまくタイムを出せるかがポイントです。

予選用タイヤの寿命は計測2周のみで非常に神経を使います。

南本選手、上手く集団に入ることができず思ったようなアタックができず予選は9番手!

今回の予選は次戦に向けてタイミングなどの勉強となりました。

レース1

9番グリッドから好スタートを決め一気に5番手まで上げます。

さらにポジションをあげ3番手で走行します。

中盤に差し掛かり7番手まで後退しますが、ファイナルラップで順位を上げ6位でチェッカーとなりました。

レース2

今回も好スタートを決め6番手1コーナーへ入ります。

1周目で4番手まで、2周目には3番手に上がり逃げるトップ2台を追いかけます。

ファステストラップを出しながらトップに追いつき2番手に上がります。

終盤に入りリズムが合わなくなり3位争いの展開になります。

最後は上手くペースコントロールをし、ラスト2ラップでペースを上げそのまま逃げ切り3位でチェッカーとなりました。

表彰式

2年ぶりの600ccで新しい環境での開幕戦を表彰台獲得で締めれたのは良かったです。

ベースのセッティングも出てライダーも十分に戦えるという自信がついたと思います。

次戦マレーシアではトップ争いを期待したいです。

レース1はこちらで観覧できます。

https://www.youtube.com/watch?v=6lMynJzd-W4

レース2はこちらで観覧できます。

https://www.youtube.com/watch?v=xyW4DlN3cO0&t=21074s

11月13日、名阪スポーツランドEコースでミニバイクレース、オールスター最終戦が開催されました。
ウイルズウィンライダーの長谷部選手と木戸選手が出場しましたので報告させて頂きます。


レース当日は昼前には雨が降り出しFN4-50Sクラスの予選以外はウェットコンディションでの走行となりました。


FN4-50Sクラスに長谷部選手、木戸選手がエントリー!

バイクは長谷部選手はヤマハ ビーノ

木戸選手はヤマハ JOG
FN4-50Sクラス予選

長谷部選手 1位
木戸選手 6位
FN4-50Sクラス決勝
長谷部選手 1位
木戸選手 5位
スタートから長谷部選手が抜け出し、転倒者が多数出る中、長谷部選手は早々に独走体制でそのまま優勝!

木戸選手は一時、2位を走行するもジリジリ後退し、最後は5番手でフィニッシュ!


FP4stクラスに長谷部選手、木戸選手がエントリー!

バイクは長谷部選手はヤマハ シグナス グリファス

木戸選手はキムコ RACING125FI
FP4stクラス予選
長谷部選手 1位
木戸選手 3位

FP4stクラス決勝
長谷部選手 1位
木戸選手 3位
スタートから長谷部選手を先頭に木戸選手を含む3台が抜け出します。長谷部選手は最後までトップを守り切り優勝!木戸選手も少し離されますが、最後まで上位陣に食らい付き3位でフィニッシュ!

FN4-50Sクラス決勝レースの模様はこちらで観覧できます。


FP4stクラス決勝レースの模様はこちらで観覧できます。

2022年11月3日~11月6日、三重県・鈴鹿サーキットで全日本ロードレース選手権の第8戦(J-GP3クラスは第6戦) (最終戦)が行われました。
尾野選手がJ-GP3クラスに出場しましたので紹介します。


フリープラクティス

事前の公開合同テストが無かった為、 レースウィークは通常より1日早い木曜日からフリー走行が行われました。

木曜日、金曜日のフリー走行でセッティングを詰めていきます。

朝晩は冷え込みましすが、日中は暖かく、天候にも恵まれた走行となりました。

初日はS字で軽い転倒がありましたが、4本のフリー走行で予選に向けての方向性を定めることができました。


予選
ドライコンディションで30分間の予選が行われました。

 セッション序盤に自己ベストタイムを記録したところで赤旗が出され、セッションは一時中断となりました。

再びセッション再開となりましたが、マシントラブルが発生してしまい、再びタイムアタックをすることはできませんでした。

予選は3番手フロントローを獲得で終えます。


ウォームアップ
2年連続のシリーズチャンピオンがかかった決勝日!

 最も早い時間帯からの走行ということで、気温も路面温度も低い状態のコンディションです。

予選でのトラブルも解消し決勝レースを想定してウォームアップは単独走行で最終確認とアベレージタイムの確認を行います。

トップタイムで走行を終え決勝に向けての準備を整えます。


決勝

決勝レースはホールショットを奪います。

その後、序盤から3台のハイペースでの三つ巴のバトルとなりました。

7周目に赤旗中断となり、仕切り直しのレースは5周で行われました。

レース2のグリッドは6周目終了時点の順位となり2番グリッドからのスタートになりました。

レース2でもスタートを決めてホールショットを奪います。

再び三つ巴のレース展開となりましたが、冷静な判断で無理をせず表彰台獲得に切り替えレースを進めます。

最後は僅かな差で2位争いに競り勝ち、2位表彰台を獲得し、2年連続のチャンピオンを獲得となりました。


表彰式

シリーズランキングではトップで最終戦を迎え、2位には18ポイント差をつけていました。

9位以上であればチャンピオンが決定する条件でしたが「優勝したい」と「チャンピオン取りたい」とメンタルコントロールが難しい最終戦となりましたが決勝では冷静に展開を見る辺りは、さすがチャンピオン!

強さと余裕を感じさてくれました。

今季は優勝3回、2位3回、コースレコード1回と文句無しの成績で2連覇を成し遂げてくれました。

尾野選手!チャンピオンおめでとう!

来季はこのままの勢いで3連覇を期待したいです。


全日本ロードレース選手権の模様はこちらで観覧できます。

11月5.6日、三重県・鈴鹿サーキットで全日本ロードレース選手権、最終戦が行われました。

南本宗一郎選手がST1000クラスに出場しましたので紹介します。


フリー走行
今回は、事前テストが無かったので木金と2日間で計4本のフリー走行が設定されました。

毎セッション、レースを想定してニュータイヤを投入、限界付近まで攻めこみます。

セットアップでマシンの改善され、より攻めることが出来る車体になりました。


予選
想定していた以上にタイムは更新でき、昨年のベストを僅かに更新できました。

予選結果は5位となりましたが、アベレージタイムもトップ争いに絡めるくらいには出ていたのでグリッド2列目からトップを狙います。


ウォームアップ
最後の車体の確認を行いながら、納得いくアベレージタイムを刻みます。レースに向けての手応えを感じます。

決勝
5番グリッドからのスタート!

クラッチ周りの改善でスタートのフィーリングが良くなったお陰で上手くスタートが決まります。

3番手に順位を上げ1コーナーへ進入していきます。

各セッションで1台ずつパスして1周目からトップに立ちます。

南本選手が、トップを牽引しながらレースが進みます。

終盤にさしかかり少しミスした際にペースが乱れ4位まで後退します。

最後まで上の順位を狙いプッシュしますが、4位でチェッカーとなりました。


最終戦を終え2022年のポイントランキングは5位!4位に1ポイント届かず惜しいランキングとなりました。


南本選手、来シーズンについては、決まり次第、報告させて頂きます。

全日本ロードレース選手権の模様はこちらで観覧できます。